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最終更新日:2010/01/28
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「ごん狐」 今回の朗読音声は新美南吉の「ごん狐」。言わずと知れた名作ですが、これまで朗読するのを躊躇していました。いたずらものの子狐のごんが、兵十の網から魚を逃がしてしまいます。後日、兵十の母親の葬式を目の当たりにしたごんは、その魚が病床の母親のためのものだったに違いないと後悔します。動物と人間、決して折り合うことができない関係の中で、あたたかな思いが交錯するところに救いがあると気づき、朗読する...
「ボタンのかけ違いの巻」 今回は朗読というより掛け合い漫才のようなもの。面白くってためになるアル&ピーウィーのオリジナルシリーズ第一弾をお送りします。アメリカのTVショー風に笑い声も入れています。リズム感を損なわないように二つの異なる声を使い分けながら一気に通しで録音しました。 ピーウィーのメッセージは単純でいて深いんですが、とりあえず楽しんで聞いてください!動物の鳴き声風の音をアレンジした音楽...
「蓑虫」 今回の「艸木虫魚」シリーズは「蓑虫」です。最近は見かけなくなった蓑虫は子供たちにとって不格好であざけりの対象でした。ところが完全に閉じていない 蓑の中から頭を出して振っている姿に作者薄田泣菫は哲学的な思索をめぐらします。なんと蓑虫を詩人に見立てているのです。 生きていくということは素晴らしいと同時にせつないものです。だから生きることを謳歌し熱狂している人も、その歩みをふと止めて生きて...
「まんりょう」 今回の「艸木虫魚」シリーズは「まんりょう」です。今回はきわめて短い一遍で、まるで詩のようです。正月の花には欠かせない万両の実は冬の風景にその赤があざやかに浮かびあがっています。作者薄田泣菫が小さな自然にいかに愛情を感じていたことがよく伝わってきます。
「柚子」 今回の「艸木虫魚」シリーズは「柚子」です。秋が生んだ子供の中で一風変わった性格の持ち主「柚子」は一般の人からは見向きもされません。しかし、茶人は柚子に「わび・さび」を感じ、柚子味噌を作り上げ茶懐石に利用します。自然を擬人化した表現を楽しんでみてください。
「物の味」 今回の「艸木虫魚」シリーズは「物の味」をお送りします。江戸時代中期の絵師で、四条派の始祖になった松村呉春が今回の主役です。呉春は貧乏に我慢がなら なくなり、自暴自棄になってしまいます。死の淵から帰還した呉春の最後のセリフに、生きる力、生きる覚悟のようなものが込められています。 今回も薄田泣菫の名筆が冴えた逸品と なっています。この味をぜひご堪能あれ。
「仙人と石」 今回の「艸木虫魚」シリーズは「仙人と石」をお送りします。とぼけた味わいと独特なユーモアのある幻想譚ですが、実は哲学的な深~い内容がこめられています。幸せを求めて旅を続ける仙人と、不動のままその環境を受け入れている石との会話が中心です。かみあっているような、でも結局はお互いを理解できずに別れていく姿が印象的です。さまざまな仕事を渡り歩く人と一つの仕事を一生続ける人、チャレンジ精神旺盛...
糸瓜 今回の朗読も薄田泣菫の「艸木虫魚」から「糸瓜(へちま)」をお送りします。これを聞くとぶらさがっている糸瓜とキリンのオリを見たくなります。登場する医師のM氏の声は、私の尊敬するN医学博士をマネしてみました。糸瓜の姿を眺めてのんびりしようというM氏の気持ち、よくわかります。
「蜜柑」 今回から名エッセイ「艸木虫魚」シリーズから選んで朗読していきます。これは薄田泣菫(すすきだきゅうきん)が古今東西の気の利いたエピソードを織りまぜながら、優しい眼差しで自然を描写する珠玉の小品集です。第一回目は「蜜柑」。とぼけた味わいがあって楽しめます。 音声ファイルの置いてあるケロログがサーバー故障のため、一部聞くことができません。復帰が遅ければ、またアップし直しますので今しばらくお...
上田敏「海潮音」ダウンロード 今回の朗読音声は上田敏の訳詩集「海潮音」。内容は秋のセンチメンタリズムを増強する哀愁に満ちたものばかり。ですから、朗読の後に思いっきりポップな曲調で歌ってみました。これで鬱々とした秋のセンチメンタリズムをぶっとばしてください! 落葉 ポオル・ヴェルレエヌ 秋の日の ヴィオロンの ためいきの 身にしみて ひたぶるに うら悲し。 鐘のおとに 胸ふたぎ 色かへて...
有島武郎「一房の葡萄」後編の朗読音声 今回は「一房の葡萄」の後編です。前半の重苦しさを救うのは天使のような美しい女性教師です。有島武郎は東京小石川水道町に生まれましたが、父親の仕事の関係で4歳の時に横浜に移り、6歳から9歳まで横浜英和学校に通い外国人とともに学びました。ここは明治13年にキリスト教宣教師のブリテンが創立した学校で、現在の横浜英和小学校です。 当時宣教師として働いていたミス・クリ...
有島武郎「一房の葡萄」前編の朗読音声 有島武郎「一房の葡萄」は「僕」の甘酸っぱく痛い思い出を一人称で語ったものです。「赤い鳥」という子ども向けの雑誌で発表されていますし、口調から「僕」はまだ成人前と判断して読み方を工夫しています。ラストに流す音楽を探していたら、著作権付きの音源を提供しているAudioMicroでぴったりの曲があり購入しました。子どもの声の賛美歌に心洗われること間違いなしです。 ...
宮沢賢治「雨ニモマケズ」三変化セット さて、今回は宮沢賢治「雨ニモマケズ」三つのバージョンをセットにしたものをお送りします。本当はもう一本、某政治家のモノマネで録音してあるのですが、選挙の時期なので自主規制しました。 色々な朗読方法をチャレンジしているうちに、手帳を開いては「雨ニモマケズ」を読んでいる賢治の姿が目に浮かんできました。詩として発表するつもりなら校正するでしょう。でも、写真を見ても...
宮沢賢治「雨ニモマケズ」東北なまり版 今回は宮沢賢治「雨ニモマケズ」東北なまり版の朗読音声をお送りします。蛙の合唱をバックにしたせいか、とてものどかな感じになりました。 私は横浜生まれで、まったくの標準語しか話せません。長岡輝子さんの方言による朗読に感動して録音してみました。ところが、参議院議員の今野東氏が東北弁で見事に朗読しているのを知りました。プロのアナウンサーですから私がかなうはずがあり...
宮沢賢治「雨ニモマケズ」アニメ声版 さて、予告通り、今回は宮沢賢治「雨ニモマケズ」をアニメ声でお送りします。アニメ声という表現は地声でもアニメのような声という意味でした。これは演技なので、違いますね。 今まで私は「雨ニモマケズ」を通常版のように読んでいたので、賢治の信仰理念をこめた重苦しい修行僧の詩だと思っていました。ところが、アニメのような声で読むと、また感じが違うのです。フツーの人がフツー...
宮沢賢治「雨ニモマケズ」通常版 今日から4回連続で宮沢賢治の「雨ニモマケズ」朗読音声をお送りします。通常版、アニメ声版、東北なまり版、三変化セットの順で、様々な読みに挑戦しました。 「雨ニモマケズ」は、賢治の遺品の大きな革トランクから発見された黒い手帳に書き付けられていました。弟の静六が賢治の死後、東京で開かれた「宮沢賢治友の会」席上で公開し、出席者は一様に深く感動したそうです。賢治の知人達の...
芥川龍之介「杜子春」③ 今回は芥川龍之介「杜子春」の最終回です。修行中に魔性のものに殺された杜子春は地獄でもだんまりをきめこみます。怒り心頭に発したエンマ様は畜生道におちている杜子春の両親をムチで叩きまくったのです。息も絶え絶えに母親が語りかける言葉に、思わず杜子春は‥。 黄金を与えても遊びほうけて使ってしまう杜子春。それも二度、いや親の財産を入れると三度。その杜子春に鉄冠子は小言を一切言わず...
芥川龍之介「杜子春」② 今回は芥川龍之介「杜子春」その第二回目です。二度までも大金持ちになりながら、ぜいたくな暮らしがやめられず、再び無一文になった杜子春の前にあの老人が現れました。こんどは「仙人になりたい」という杜子春の願い通り、人里離れた山で修行が始まります。 鉄冠子という仙人が空を飛びながら気持ちよく歌をうたう場面があります。ほとんどの朗読サイトでは詩を読むだけで歌われておらず、無謀かと...
芥川龍之介「杜子春」① 久しぶりに朗読ファイルをアップしました。芥川龍之介「杜子春」その第一回目です。BGMには二胡の音色が郷愁を誘う楽曲を使い、私にしては時間をかけてていねいに作成しました。無一文になって途方に暮れている杜子春の前に、怪しい老人が現れ、黄金の山のありかを教えてくれます。はたして杜子春の運命は転換できるのでしょうか? BGMにふさわしい著作権フリー素材がなかなか無かったのですが...
芥川龍之介「蜘蛛の糸」 携帯ポッドキャストCaspee終了にともない、ファイル保管場所を変更しました。Podcasting Juice新規リスナーのための再録です。解説はリンク先へお願いします。